ピラティスには、マシンピラティスとマットピラティスがあります。この2つの違いを理解することで、目的に合ったピラティスを楽しむことができます。
今回は、マシンピラティスとマットピラティスについて解説します。ぜひ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
マシンピラティスは、リフォーマーやキャデラック、チェアなどの専用マシンを使ったピラティスです。多くのマシンピラティススタジオでは、リフォーマーをメインにレッスンを楽しめます。
POINT 01
正しいフォームをサポート
リフォーマーには、姿勢が固定できるショルダーブロックやストラップなどが搭載されていて、正しいフォームの維持をサポートしてくれます。初心者でも、動かす部位と動かなさい部位を意識しやすいです。動きをごまかせないので、刺激を与えにくい体幹や細かい部位までばっちりアプローチできます。
POINT 02
無理のない負荷調整
リフォーマーにはスプリングが搭載されていて負荷調整ができます。無理な負荷がかからず、個々のカラダに合わせた強度で鍛えることができます。膝や腰などの関節に過剰な負荷がかかりません。ケガや術後でカラダの動きに不安がある人も安心して楽しめます。
POINT 03
スタジオ受講が必須
マシンを設置するスペースや専門知識が必要なため、おうちでの実践が難しくスタジオでの受講が一般的です。レッスンの月額料もマットピラティスに比べて高価な傾向にあります。
02
マットピラティスとは
Mat Pilates
マットピラティスは、厚みとクッション性のあるマットを使ったピラティスです。ピラティススタジオでは、ピラティスリングなどプロップス(補助道具)を合わせたレッスンも楽しめます。
POINT 01
気軽に実践できる
マットピラティスは、マットを敷くスペースがあれば、おうちや公園などで気軽に実践できます。スタジオで習った動きを、おうちで復習できるのはマットならでは。必要なものもマットのみで楽ちんです。
POINT 02
バランス・コントロール能力を磨く
自重による動きがメインで、カラダのバランス感覚やコントロール能力を磨くことができます。それらの維持するための体幹や全身の筋肉も鍛えることができます。
POINT 03
間違いに気づきにくい
ある程度の筋力や柔軟性が必要で、正しいフォームの維持が難しいです。フォームを何となく見た目だけで判断してしまうと、十分な効果を感じられません。動きをしっかり確認することが大切になります。
03
マシンとマットの
主な違いを比較
Neutral Position
マシンピラティスとマットピラティスの違いを比較表にまとめました。
ピラティスのエクササイズは、現代的アレンジをしたスタジオも多く、マシンピラティス種類は圧倒的です。マットピラティスは少なく感じますが、ピラティスリングやバランスボールなどのプロップスを使った多彩なレッスンを楽しめます。
比較表
※横にスクロールできます→
種類 | マシンピラティス | マットピラティス |
実践場所 | スタジオ | スタジオ自宅 |
必要なもの | 専用マシン (リフォーマーなど) | マット (プロップスもあり) |
エクササイズ 種類 | 500種類以上 | 約40種類 |
姿勢維持 | ◯ (マシンがサポート) | △ (筋力が必要) |
負荷調整 | ◯ (スプリングなど) | × (自重のみ) |
運動強度 | 幅広い強度 (低-高強度) | 比較的低い (自重なため) |
安全性 | ◯ (リハビリもOK) | △ (間違った姿勢に気づきにくい) |
レッスン料 (月4回) | 少し高価 (相場:13,000円前後) | 比較的安価 (相場:10,000円前後) |
※エクササイズの種類は目安です。
04
まとめ
Summary
運動に自信がなかったり、筋力や柔軟性に不安があるなら、マシンピラティスからはじめるのがおすすめです。
ケガのリスクを最小限に、姿勢を整えながら必要な筋力や柔軟性を養うことができます。マシンピラティスで基礎を学んでから、マットピラティスでバンランスやコントロールを磨くと効率的だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。マシンピラティスをはじめるきっかけに、少しでもお役に立てたら嬉しいです。それでは。
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ティーチャーの用語チェック | |
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椎骨(ついこつ) | 背骨を構成している個々の骨 |
頸椎(けいつい) | 首の骨、7個の椎骨で構成 |
胸椎(きょうつい) | 胸の後ろに位置する骨、12個の椎骨で構成 |
腰椎(ようつい) | 腰の骨、5個の椎骨で構成 |
仙骨(せんこつ) | 背骨の一番下にある骨 |
尾骨(びこつ) | 仙骨の下部にある骨 |