マシンピラティスでは、動きと合わせて呼吸も大切です。でも、動きに集中すると、つい無呼吸になりがち‥。
今回は、そんなマシンピラティスの呼吸法について解説します。ぜひ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
マシンピラティスの呼吸法は、胸式呼吸(きょうしきこきゅう)が基本なります。
胸式呼吸は、お腹を引き締めを維持して胸郭を広げ、肺にたっぷりと空気を取り込みます。胸郭を広げることで、効率的に酸素を取り込める。息を吸ったときに、お腹を膨らませず胸を膨らませることがポイントです。
STEP 01
鼻から息を吸う
お腹を引き締めたまま、肋骨を大きく広げるイメージで、鼻から息を吸います。
STEP 02
口から息を吐く
お腹を引き締めを緩めず、肋骨を内側に閉じるイメージで、口から息を吐きます。
普段意識しない呼吸法を身につけるのは、難しく感じます。
両手を肋骨の下あたりに当てて、お腹と肋骨の動きを感じながら練習をしてみてください。
02
胸式呼吸の
3つのメリット
Merit
胸式呼吸の3つのメリットを解説します。呼吸は、ジョセフ・ピラティスもマシンピラティスには欠かせないと言うほど重要な要素。深い呼吸をすれば、多くのメリットに期待できます。
POINT 01
筋肉の働きを活性化
筋肉を動かすときは、酸素を必要とします。深い呼吸で多くの酸素を体内へ送ることができれば、筋肉が活性化されてパフォーマンスアップにつながります。
STEP 02
姿勢が整えられる
胸式呼吸は、背筋をぐっと伸ばし、肩甲骨を外側に開きます。長時間のデスクワークなどによる猫背や巻き肩の予防・改善に役立ちます。さらに、胸を構成している肋骨や胸骨、背骨の動きにも良い働きあり。
STEP 03
体幹を鍛えられる
横隔膜の意識した呼吸をすることで体幹を鍛えることができます。体幹がブレず安定すれば、カラダの動きがよりスムーズになります。
他にも、集中力アップや血流アップなどメリットがあります。姿勢が悪いと、どうしても呼吸が浅くなりがち。まずは日常生活で、定期的に姿勢を正して深呼吸をする習慣をつけるのがおすすめ。
03
エクササイズの動きに合わせる
Interlock
呼吸は、各エクササイズの動きに合わせて行うことが大切です。基本的には、息を吐きながら動きはじめ、動きを戻すときに息を吸います。動きに全集中すると、息を止めがちになるので要注意です。
EXERCISE 01
ロール・アップ
仰向けの姿勢で、カラダを起こす動きで息を吐き、戻る動きで息を吸います。
EXERCISE 02
スワン
うつ伏せの姿勢で、上体を伸ばす動きで息を吸って、戻す動きで息を吐きます。
EXERCISE 03
ハンドワーク
リフォーマーのストラップを引く動きで息を吐いて、戻す動きで息を吸います。
EXERCISE 04
フットワーク
リフォーマーのフットバーを押す動きで息を吐いて、戻す動きで息を吸います。
04
まとめ
Summary
マシンピラティスの動きと呼吸の連動は、カラダの変化だけでなくメンタルにも良い働きをしてくれます。身につけた呼吸法は、日常生活にも役立ち、ストレス緩和や集中力アップにも良きです。
人が1日でする呼吸回数は、およそ20,000回以上と言われています。これだけの回数、浅い呼吸にしたままのデメリットが心配‥。ぜひ、マシンピラティスを通じて理想的な呼吸を身につけてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。マシンピラティスをはじめるきっかけに、少しでもお役に立てたら嬉しいです。それでは。
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胸式呼吸 | お腹を膨らませず胸郭を広げて呼吸をする |
腹式呼吸 | お腹を膨らませて呼吸をする |