日本の食文化においてお米は欠かせません。そんなお米を炊くときにはポイントがあります。ポイントをおさえないと美味しく炊けず、本来の旨みを味わうことができません。毎日食べているお米は、実はもっと美味しくなるかも…。炊き方は、個人によって方法はさまざまですが、基本をしっかりおさえるようにしましょう。
目次
01
消費期限・賞味期限
Deadline
お米の米袋にはJAS法で定められた「精米年月日」が記載されています。精米年月日は玄米を精米にした日付になります。精米してから、およそ一ヶ月までが美味しく食べられると言われています。お米は、消費期限や賞味期限が記載されていません。自己判断に委ねられますが、長期的な保存が可能です。しかし、時間が経つほど美味しさが落ちてしまい、カビや虫が付いてしまうリスクがあります。適切に保管して、できる限り早めに食べるようにしましょう。
02
保管方法
Storage
お米の保管はとても重要です。「乾燥・湿気・移り香」の3つのポイントに気をつけるようにしましょう。密閉できる容器で、冷蔵庫など涼しい場所が適しています。
乾燥
お米は、空気に触れすぎて乾燥が進むと、ひび割れを起こしやすくなります。ひび割れてしまうと、炊いたときにふっくらとせず、水っぽい食感になってしまいます。
湿気
湿気は、カビの発生原因になります。湿気の多い季節や水濡には十分に注意するようにします。
移り香
お米は、ニオイが移りやすいです。強いニオイの近くに保管すると、ニオイを吸ってしまい食味に悪影響を及ぼします。保管場所はニオイがない場所を選ぶようにします。
スタイリッシュで実用的なデザイン!5kgのお米袋をそのまま収納・保管が可能!
5kgの米袋をそのまま収納できるので、面倒な移し替えの手間が省けます。置き場を選びやすい、ちょうどよいサイズの米びつです。
サイズ | 31 × 15.5 × 32cm |
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容量 | 8.8L(計量カップ / 200mL) |
横置きできるから冷蔵庫にスマート収納!パッキン&ロック構造でしっかり保存!
冷蔵庫に収納しやすい米びつです。耐久性もありコスパがよく一人暮らしの方にもおすすめです。透明なのでお米の状態も確認しやすいです。
サイズ | 16.7 × 11 × 29.3cm |
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容量 | 2L |
03
計量方法
Measurement
お米1合は、米用の計量カップ180mlになります。ほとんどの計量カップでは、すりきり一杯が目安になります。グラムに換算するとおよそ150gになり、炊くとおよそ350gになります。カロリーはおよそ530kcalになります。米用の計量カップがない場合は、キッチンスケール(はかり)を使って正確に測りましょう。
04
最初のすすぎ
First
研ぎ洗いをする前に、お米を軽くすすぎます。お米は乾燥しているため、水の吸収率が抜群の状態です。最初から、水に長く浸かると、お米の「ぬか」のニオイを吸ってしまいます。たっぷりの水を入れ、1〜2回軽くかき混ぜたら素早く水を捨てましょう。お米の表面についた「ぬか」を、いかに早く洗い流すかがポイントです。古米は、とくに吸収しやすいので気をつけましょう。
ポイントは、最初に水を張って、後からお米を入れるようにします。お米を先に入れて後から水を入れると、水が溜まるまでにお米が水をグングン吸収してしまいます。スピード重視で行いましょう。
05
研ぎ方
sharpen
最初のすすぎを終えたら、水を捨てた状態でお米を研いでいきます。
研ぎ洗いをする
研ぐときは、ボールを握るような手で、軽く円を描くように研ぎます。力を入れすぎたり、押し付けるように研ぐと、お米の表面がひび割れてしまいます。ひび割れによってお米の旨みなどが流れてしまい、炊きあがりもふっくらとしません。シャカシャカとリズムよく、20〜30回ほど研ぎます。研ぎ終えたら水をたっぷり入れ、研ぎ汁を捨て繰り返します。お米を炊く量によってセット数を調整します。
研ぎ洗いの目安
5合未満 | 2 〜 3セット |
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5合以上 | 4セット |
「研いで研ぎ汁を捨てる」を数回繰り返すと水が、徐々に研ぎ汁が透明になってきます。「少し濁ってるかな」ぐらいで研ぐのをやめましょう。研ぎ汁のにごりには、お米のでんぷんも含まれています。完全に透明になるまで研ぐと、それらを多く失ってしまうため、お米の旨みを損なってしまいます。
すすぎをする
研ぎ終えたら、仕上げに軽くすすぎます。たっぷりの水を入れ、軽く数回かき混ぜて水を捨てます。1〜2セット繰り返しましょう。これで、お米の研ぎ洗いが完了です。
06
水に浸す
Soak
研ぎ終えたら、お米の水加減を調整します。お水の量は、お米1にたいして1.2倍の基準にします。好みの柔らかさに炊けるように、必要に応じて調整しましょう。
水加減を調整したら、しばらく水に浸します。これを浸漬(しんせき)と言います。お水の量を調整したら1時間ほど水に浸し、しっかりお米に水分を吸わせます。
浸漬時間の目安
夏 | 30分 〜 1時間 |
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冬 | 1時間 〜 2時間 |
春・秋 | 45分くらい |
こうすることで、熱が芯まで入りやすく、粘りを出すことができます。粘りは、お米のデンプンが芯まで糊化(こか)させることが重要になります。季節によって水に浸す時間を調整してみましょう。
07
蒸らす
Cooked
お米が炊けたらすぐにフタを開けずに、15分ほど蒸らします。蒸らすことでお米の温度や水分を均等し、より旨みを引き出します。蒸らしすぎると水蒸気を多く吸って水っぽくなり、蒸らしが足らないと冷めたときに芯が残ることがあります。最近では、蒸らしが終わってから炊き上がりを知らせてくれる炊飯ジャーもあるので、機能を確認してみましょう。
08
ほぐす
Cooked
蒸らしが終わったら、ほぐします。「シャリきり」とも言われます。しゃもじで十文字に切り四等分にします。1/4をしゃもじで底から掘り返し、3/4の上で優しく広げます。米粒を潰さないように、繰り返します。余分な水蒸気を飛ばし空気に触れさせることで、米粒に保水膜ができツヤや弾力が増します。ここまでくれば、炊きあがり完了です。お茶碗によそって、おいしいご飯を堪能しましょう。
09
保温・保存
Reason
炊いたお米は、なるべく早めに食べるようにしましょう。当然、炊きたてが一番美味しい状態なので、1回の食事に必要な分だけ炊いて空にするのが理想です。時間が経つと、変色やニオイの原因になってしまいます。保存する場合は、ラップの巻いて冷蔵庫に保存するとよいです。一度ラップに乗せたら熱を飛ばし優しく包むんで冷凍すると、解凍後も美味しく食べることができます。
10
さらに栄養価をアップ
Up
お米を炊くときに、あわせて「もち麦」や「五穀米」をブレンドすると、食物繊維など栄養価を高めることができます。プチプチとした食感も味わうことができるのでおすすめです。おしゃれカフェの定食に出てくるようなご飯にすることができます。
水洗いせず洗ったお米に混ぜるだけ!食物繊維は玄米の4倍!
プチプチもちもちとした食感に加え、もち麦の色や見た目がおいしさをより引き立たせてくれます。食物繊維もたっぷりです。
内容量 | 800g × 3袋 |
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十五種類の穀物をブレンド!栄養バランスがよく不足しがちな食物戦をしっかり摂れる!
雑穀ならではの彩りの良さに加えて、食物繊維やビタミンなどをバランスよく摂取できます。歯ごたえもよく、風味も楽しむことができます。
内容量 | 1000g |
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おいしいお米を選ぶ
Rice
甘みと強いうまみが特徴!だから味の濃い料理にもぴったり!
冷めても甘くてモチモチです。会津ならではの豊かな気候や風土から育てられたお米を味わうことができます。
内容量 | 5kg |
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越後のコシヒカリは美味しさがちがう!お米の甘みやねばりを堪能!
厳選した産地の農家で収穫されたお米を精米しています。美味しいお米ならではの粒立ちやツヤ、甘みなどを自宅で味わうことができます。
内容量 | 5kg × 2袋 |
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発送直前に精米!炊きあがりの色ツヤ、そして甘い香りと旨みを堪能あれ!
発送直前に精米してくれるので、1番鮮度の良い状態のお米を届けてくれます。炊き立てでも冷めても、美味しいお米です。
内容量 | 5kg × 2袋 |
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まとめ
Summary
美味しいご飯を炊くには、保存方法から気をつけなければなりません。そして、お米研ぎから炊きあがりまで、ちょっとした手間を入れるだけで美味しさがグンとアップします。ぜひ、本来のお米の旨みを堪能してみましょう。
ティーチャーの用語チェック | |
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浸漬 | お米を見ずに浸すこと |