OUTDOOR

初心者向けシーズニング方法!スキレットやBBQ鉄板のやり方!

シーズニング

キャンプなどのアウトドアの調理で使うスキレットや鉄板などの鉄製調理器具。シーズニングが必要なことをご存知ですか?シーズニングをしないと、料理がまずくなるかも‥。今回は、そんなシーズニングについて解説します!

01
シーズニングとは

Seasoning

シーズニングとは、スキレットやダッチオーブンなど鉄製の調理器具に行う作業です。購入ホヤホヤで初めてダッチオーブンやスキレットを使うときは、必須の作業になります。スキレットなどの表面に塗られているワックスや油などの防腐塗装がされています。シーズニングは、この塗装を剥がして油を馴染ませる(油ならし)のが目的。油を馴染ませ油膜を作ることで、調理のときに焦げや食材が張り付くのを抑え、サビを防ぎます。

シーズニング

  • POINT.1

    新品の鉄製調理器具に必須の作業

  • POINT.2

    腐塗装を剥がして油を馴染ませる

  • POINT.3

    食材の焦げや張り付きを抑える

  • POINT.4

    サビを防止する

むっく
むっく
ダッチオーブンやスキレットを購入したら、シーズニングを済ませておこう!

02
シーズニングをしないと

If

シーズニングをしないと、塗られたワックスが料理に移って「なんか臭くてまずい‥」なんてことに。自然の中で楽しむ料理が台無しになってしまいます。また、表面に油膜ができていないので、食材が焦げ付きやすかったり料理の臭いが残りやすくなります。食材を美味しく調理するために、シーズニングは必ず行うようにしましょう!

こんなことに

  • POINT.1

    ワックスなどの塗装の臭いが料理に移る

  • POINT.2

    焦げやすかったり料理の臭いが残りやすい

むっく
むっく
塗られた塗装が、料理に影響してしまうんだね!
ニャンきち
ニャンきち
油を馴染ませて使えば、長く愛用できるニャ!

03
必要なもの

Item

シーズニングに必要なものは、油をはじめ、スポンジや食器用洗剤などなど。空焚きをするのでヤケドをしないように気をつけて作業をします。油は、オリーブオイルを使うのが一般的ですが、乾性油が皮膜を作りやすいと言われています。手に入りやすい亜麻仁油や紅花油がおすすめです。

必要なもの

  • 亜麻仁油や紅花油など(乾性油)

  • 汚れ落とし

    スポンジ

  • ペーパー

    キッチンペーパー

  • 掴み

    さいばし or トング

  • 洗剤

    食用洗剤

  • 手袋

    鍋つかみ、耐熱グローブなど

  • くず野菜

    ねぎやニンジンなど

ニャンきち
ニャンきち
ヤケドをしないように準備するんだニャ!

04
やり方

Step

シーズニングのやり方は、さまざまあります。そんなシーズニングのやり方の一例をご紹介します。まず、食用洗剤とスポンジで洗います。洗ったら、弱火で空焼きをします。熱していくと、塗装が焼かれ白い煙がでます。煙がなくなり、表面の色が変わったら一度火から離します。油を少量入れ、さいばしとキッチンペーパーで薄く塗っていきます。取っ手や裏など隅々まで塗りましょう。塗り終えたら、そのまま冷まし、再度空焼きをします。油の煙がなくなるまで熱しましょう。熱したらまた油を塗ります。3、4回繰り返し、油の皮膜を育てます。繰り返したら、油をひいて、くず野菜を少し焦げるまで炒めます。こうすることで、鉄臭さを取り除くことができます。炒め終えたら、くず野菜を捨て、仕上げに油を全体に塗って冷ませば、シーズニング完了です!

手順

  • STEP.1

    食用洗剤とスポンジで洗う

  • STEP.2

    弱火で空焼きをする

  • STEP.3

    火から離し油を薄く塗る

  • STEP.4

    そのまま冷ます

  • STEP.5

    STEP.2〜4を、3、4回繰り返す

  • STEP.6

    くず野菜を炒める

  • STEP.7

    仕上げの油を塗る

  • STEP.8

    冷まして完了

シーズニングは熱する作業がメインになるので、ヤケドにしないように気をつけます。また、煙が出るので換気も忘れずに。家庭用ガスコンロでは、安全装置が作動してしまうことがあるので、作動した時点で加熱をやめて次の工程に移りましょう。

気をつけたいこと

  • POINT.1

    高温のヤケドに注意

  • POINT.2

    換気を行いながら作業する

ジョン
ジョン
手をヤケドしないように、耐熱手袋をしてシーズニングをするんだワン!

05
お手入れ

Maintenance

スキレットやダッチオーブンを使い終えたら、キッチンペーパーで汚れを拭き取り、一度お湯を沸かして落ちきれない汚れを浮かせましょう。汚れを流したら、一度空焼きをして油を塗り、十分に冷まして保管します。食用洗剤を使ってしまうと、シーズニングで育てた油膜を落としてしまうので、たわしのみで洗うようにしましょう。食べ残しを最小限に抑えることで、お手入れがカンタンになります。ソースなどはパンで拭くようにとったり、キレイに完食するとよいですね!

使った後は

  • STEP.1

    キッチンペーパーなどで汚れを拭き取る

  • STEP.2

    お湯で汚れを浮かして流す

  • STEP.3

    一度空焼きをして油を塗る

  • STEP.4

    冷まして保管をする

むっく
むっく
キレイに完食することが、お手入れをラクにするポイントなんだね!
ニャンきち
ニャンきち
シーズニング後に洗剤で洗うと、せっかくの油膜を落としちゃうからNGなんだニャ!

06
おすすめ

Select

スキレットなどには、シーズニングが不要なものもあります。ですが、レビューをチェックしてみると、黒い汚れがでることがあるようです。シーズニングは必ず行うようにしておきましょう!

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07
まとめ

Summary

鉄製の調理器具に必ずしておきたいシーズニング。ヤケドに気をつけ換気をしながら行いましょう。お手入れをして大切に使えば、「ブラックポット」と呼ばれる艶やかな黒色を生み出します。お気に入りのスキレットやダッチオーブンを手にしたら、シーズニングをして、美味しい料理を堪能しましょう!

ジョン
ジョン
ブラックポット‥、この艶やかな黒さを出したいワン!
ニャンきち
ニャンきち
スキレットがあれば、家でも美味しいグリルができるニャ!
ティーチャー
ティーチャー
このページにでてきた用語のおさらいでやんす。覚えてるでやんすか?
ティーチャーの用語チェック
ブラックポット 油が馴染み皮膜ができて黒光りした状態
スタッキング 重ねて収納する
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