OUTDOOR

ランタンの種類や選び方!アウトドア初心者も安心して使えるのは?

ランタンはキャンプをはじめ、さまざまなアウトドアに活用することができます。ランタンの灯りは、キャンプを癒しある空間に演出してくれます。災害時にも活用できるので、おすすめのアウトドアアイテムです。

ランタンの基本的な各部の名称を知っておきましょう。

名称

  • ポールナット

    ベンチレーターを固定するナット

  • ベンチレーター

    ランタンの傘で、上部からの保護し熱の排気をする

  • マントル

    熱によって発光するフィラメント的役割をする

  • ジェネレーター

    燃料タンクからの液体燃料を気化させる

  • グローブ

    ガラス製が多く、ランタン内部を衝撃などから保護する

  • 火力調節ノブ

    火力調整や消火をするツマミ

  • フィラーキャップ

    液体燃料をタンクに補給する注ぎ口のキャプ

  • ポンププランジャー

    ポンピングするためのノブ

02
ランタンの種類

Type

ランタンの種類は、液体燃料(ガソリン、灯油)を利用したランタンや電気を利用したランタンがあります。大きな違いは燃料による明るさにあります。

ガソリンランタン

液体燃料を利用したガソリンランタンは、明るさや燃焼時間に優れます。強い明るさで、虫寄せにも威力を発揮するため、メインランタンとしておすすめです。液体燃料は、「ホワイトガソリン」が主流です。燃料コストも安いですが、ランタンの燃料タンク内に加圧するポンピング作業など手間を必要とします。

  • POINT.1

    明るさや燃焼時間が抜群

  • POINT.2

    メインランタンにおすすめ

  • POINT.3

    ポンピング作業など手間がかかる

ガスランタン

ガスを燃料としたガスランタンは、ガスカートリッジを装着するだけで手間がかからず、点火や消火も簡単で扱いやすいランタンです。燃料消費時間は短いですが、メインランタンに扱える明るさで照らしてくれます。テント内では一酸化炭素中毒などの危険があるので使用することはできません。ガスカートリッジは、寒い環境下ではカートリッジ内の圧力が下がり、火力が不安定になります。

  • POINT.1

    十分な明るさだが燃焼時間が短い

  • POINT.2

    メインランタンやテーブルランタンにおすすめ

  • POINT.3

    点火・消化など操作が扱いやすい

LEDランタン

電池やバッテリーで充電できるLEDランタンは、キャンプで主流になっているランタンです。火事などの危険がなく安全に扱えるので、初心者の方にもおすすめのランタンです。キャンプの他、災害時などの照明としても活用することができます。燃焼系ランタンよりも明るさは劣りますが、使用時間が長くスイッチで扱える手軽さが魅力です。テーブルやテント内を照らすランタンとして活躍します。

  • POINT.1

    使用時間が長いが、明るさは弱い

  • POINT.2

    テーブルランタンやテントランタンにおすすめ

  • POINT.3

    使用時の危険がなく初心者の方にもおすすめ

燃焼系のランタンを扱うときは、取り扱い説明書をよく読み、正しくセットするようにしましょう。

ニャンきち
ニャンきち
ランタンの燃料は、バーナーやコンロと同じするのが基本だニャ!荷物軽量化や使い回しが便利になるニャ!

03
ランタンの設置箇所

Set Poition

キャンプでは、ランタンをサイト全体やテーブル、テント内に設置します。大光量のメインランタンを1個とサブランタンを2〜3個用意すると、十分な明るさを確保できます。広さに応じてランタンの数を調整してみましょう。

メインランタン

メインランタンはキャンプサイト全体を照らすランタンです。虫寄せの役割もあり、少し離れた場所に設置することで、テーブルなどに虫が寄ってくるのを抑えることができます。ランタンは、タープのポールに吊るしたり、スタンドに吊るして設置します。

  • POINT.1

    キャンプサイト全体を照らす

  • POINT.2

    虫寄せの役割

テーブルランタン

テーブルランタンはテーブルを照らすランタンです。タープ内のテーブルで料理や食事、作業を行うのに役立ちます。明るさは、メインランタンよりも抑えることがポイントです。灯りを強くすると、虫が寄ってきやすくなります。

  • POINT.1

    タープ内のテーブルを照らす

  • POINT.2

    虫回避のため、灯りは抑える

テントランタン

テントランタンは、テント内を照らすランタンです。リラックスできる灯りを設置しましょう。テント内は、使用時に高温にならないLEDランタンを選びます。ガソリンやガスの燃焼系ランタンは、密閉された空間での一酸化中毒や火事の危険性があるので避けましょう。

  • POINT.1

    テント内を照らす

  • POINT.2

    LEDランタンで安全に照らす

自然の中で手元や足元の灯りを確保することは、とても重要です。場所に適したタイプのランタンを設置しましょう。

04
ランタンの明るさ

Brightness

ランタンは、主に、ワット、キャンドルパワー、ルーメンなどで表記されます。白熱電球が消費する電力の明るさであるワットを基準にするとイメージしやすいかもしれません。一般的にLEDで表示されるルーメンは、810lmで、およそ60wに相当します。キャンドルパワーは、100cpでおよそ75wに相当します。換算して目安にしてみましょう。

ワット(W)

  • POINT

    白熱電球が消費する電力の明るさ

キャンドルパワー(CP)

  • POINT.1

    100cp = およそ75w

  • POINT.2

    w ≒(cp + 28)÷ 1.7

ルーメン(lm)

  • POINT.1

    810lm = およそ60w

  • POINT.2

    w ≒ (lm ÷ 810)× 60

ランタンは設置する場所によって、必要とする明るさは違うので目安を知っておくとよいです。自分に近いランタンが眩しいと目が疲れるので、テーブルやテント内は明るさを抑えるようにしましょう。明るさを調整できるランタンタイプがおすすめです。

キャンプサイト全体を照らす

  • w

    200w前後

  • lm

    3000lm程度

タープ下の全体を照らす

  • w

    75w程度

  • lm

    1000lm程度

テーブルに置く

  • w

    8〜10w程度

  • lm

    100〜150lm程度

テント内に置く

  • w

    8w以下

  • lm

    100lm以下

05
ランタンのマントル

Mantol

ガソリンやガスを燃料とするランタンには、「マントル」という袋状の繊維を装着します。マントルは、ランタンを使う前に「空焼き」を必ずします。マントルには特殊な薬品を塗ってあり、熱に反応して発光します。空焼きしたマントルは脆く衝撃に弱いため、使う直前に空焼きをします。マントルが破けたりすると、そこから火が出てしまいグローブ(ガラス)を傷めてしまう原因になります。煙やニオイが出るので、通気のよい場所で行いましょう。慣れないと空焼きを失敗することもあるので、予備を用意しておくことをおすすめします。

マントル

  • POINT

    熱に反応して発光する

  • POINT

    ランタンを使う直前に空焼きをする

  • POINT

    消耗品なので定期的に交換する

選ぶときは、メーカーの純正のマントルで適合モデルを確認して選ぶようにしましょう。

created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥660
(2023/06/06 08:27:55時点 Amazon調べ-詳細)

マントルの紐をバーナーチューブの先端に縛って固定する、コールマン社純正マントル!

適合モデルを確認して思わぬ事態に備えて、予備を持っておきましょう。

枚数 2枚入
適合商品 200,200A,B,220D,E,F,H,J,K,228D,E,F,H,J,275,275A, 282,285,286,286A,288A,290,295,321B,325A,,290A,335,5145A,B, 5150,5153,5155,9950,9960

06
おすすめガソリンランタン

Select

created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥16,800
(2023/06/06 00:38:22時点 Amazon調べ-詳細)

キャンプサイトに明かりをともす、コールマンのド定番ランタン!

コールマンのベーシックなロングセラーモデルなランタンです。オールシーズンキャンプに活躍するランタンです。

明るさ 約200CP/130W相当
燃料タンク容量 約590cc
燃焼時間 約7.5~15時間
created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥20,780
(2023/06/06 00:38:22時点 Amazon調べ-詳細)

チューブ型マントルならではの大光量360キャンドルパワーで明るく照らすランタン!

マントル不要で、操作がカンタンなランタンです。静かに揺らめく炎は、キャンプの雰囲気をより心地よくしてくれます。

明るさ 約360CP/230W相当
燃料タンク容量 約940cc
燃焼時間 約7~14時間

07
おすすめガスランタン

Select

やさしく揺れる炎で癒される!マントル不要のキャンドル風ガスランタン!

マントル不要で、操作がカンタンなランタンです。静かに揺らめく炎は、キャンプの雰囲気をより心地よくしてくれます。

サイズ 約7.3 × 6 × 18.3cm
燃焼時間 約28 ~ 38時間(230g缶使用時)
created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥9,173
(2023/06/06 08:27:56時点 Amazon調べ-詳細)

キャンプサイトを照らす大光量で、マントルもワンタッチ取付可能!

ガスカートリッジを装着してスイッチ押すだけなので、手間をかけずにランタンをセットすることができます。

サイズ 約145 × 260mm
燃焼時間 約4 ~ 8時間(470g缶使用時)

08
おすすめLEDランタン

Select

白色・昼白色・暖色に光の色を変更できる!ロウソクの揺れを再現するキャンドルモード搭載!

1000ルーメンという抜群の明るさに加え、電池交換も簡単で災害時にも活用できます。コスパに優れたランタンです。

サイズ 約93.6 × 185mm
使用電源 単1形電池 × 3本(別売り)
連続点灯時間 白色 (強/11時間、弱/95時間)、昼白色(強/15時間、弱/155時間)
暖色 (強/25時間、弱/240時間)
created by Rinker
Vantozon
¥1,580
(2023/06/06 08:27:57時点 Amazon調べ-詳細)

ランタンモードと懐中電灯モードを必要に応じて使い分け可能!高輝度ランタン!

USB充電式と電池式を備えたランタンです。簡単に点灯でき、折りたたみ式なので収納がコンパクトにできます。

サイズ 使用時 / 約29 × 8.5cm
使用電源 アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売)
連続点灯時間 ランタン / バッテリー満充電:4.5時間 電池:7.5時間 併用時間:約12時間
懐中電灯 / バッテリー満充電:9.5時間 電池:14.5時間 併用時間:約24時間
created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥7,627
(2023/06/06 08:27:58時点 Amazon調べ-詳細)

キャンプやレジャーをはじめ、防災グッズとしても活躍!マルチな実力を発揮するランタン!

広範囲を暖かな明かりで照らし、携帯電話やラジオの充電が可能なUSBポートを備えているので、防災グッズとしても活用できます。

サイズ 約14.5 × 23.5cm
使用電源 アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売)
連続点灯時間 8本 / 約20時間(High)、約120時間(Mid)、約400時間(Low)
4本 / 約13時間(High)、約69時間(Mid)、約196時間(Low)
created by Rinker
ベアボーンズ(Barebones)
¥3,235
(2023/06/06 00:38:24時点 Amazon調べ-詳細)

エジソンタイプ球のLEDを採用し雰囲気ある質感!USBを繋いだ状態でも使用可能!

秀逸なデザインは人気が高く、オシャレな空間を作り上げてくれるベアボーンズのランタンです。

サイズ 約12 × 12cm
使用電源 単三アルカリ電池×2(別売
連続点灯時間 High:5時間 / Low:20時間

09
収納を便利にする

Select

燃焼系のランタンは、本体以外にもマントルやガスカートリッジなど小物が必要となります。専用ケースを用意しておくと、持ち運びや保管がラクになります。ひとつにまめられるので、小物の紛失防止にも役立ちます。

created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥3,586
(2023/06/06 00:38:24時点 Amazon調べ-詳細)

燃焼系ランタンに必要なガソリン缶やカートリッジがスマートに収納できるケース!

ケース内の仕切りは取り外しが可能なので、レイアウトもカスタマイズできて扱いやすいケースです。

サイズ 約25 × 19 × 28cm

10
まとめ

Summary

ランタンは、灯りを照らす役割に加えて、キャンプの癒される雰囲気も演出してくれます。ランタンは適切に扱い、事故やケガをしなように気をつけましょう。初心者の方は、LEDランタンを手に取ってみることをおすすめします。

ジョン
ジョン
燃焼系のランタンは味わいがあるんだワン!
ニャンきち
ニャンきち
LEDランタンは危険なく安全に使えるから、ビギナーに最適ニャ!
ティーチャー
ティーチャー
このページにでてきた用語のおさらいでやんす。
ティーチャーの用語チェック
RECOMMEND