ケトルといえば、キャンプでお湯を沸かすのに欠かせないキャンプ道具のひとつ。使い込むほど味わいがでてきて、愛着あるケトルになっていきます。

森林の中で、ケトルでお湯を沸かして飲むコーヒーは格別‥
しかも、おしゃんてぃーなケトルや無骨なケトルまで、魅力的なものばかり‥。直火でお湯を沸かせば、アウトドア感満載なわけで。
今回は、そんなキャンプ用のケトルをご紹介します。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
目次
01
ケトルとは
About

お湯を沸かすのに使いやすいケトル
ケトルとは「やかん」のことをいいます。主にお湯を沸かすのがメイン。沸かしたお湯で、コーヒーを淹れたりカップ麺を作ったり‥。使い込まれたケトルは、味わいがでてかっちょよくもなります。
タイプによって鍋としても扱うこともできるので、インスタント食品などを調理するのにも超便利。おうちでもばっちり使えるキャンプ道具です。
02
ケトルのタイプ
Type

ケトルって、どんなタイプがあるの‥?
ケトルのタイプは、主にやかんタイプ、縦長タイプ、寸胴タイプがあります。
やかんタイプ
やかんタイプのケトルは、底面が広いので火が当たる面積が広く、短時間でお湯を沸かせるのが特徴です。コンパクトで、ソロキャンプなど収納性を重視したスタイルにもぴったり。焚き火で沸かすときは、ハンドルがアツアツになりやすいので要注意。
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POINT.2
お湯を短時間で沸かせる
-
POINT.1
コンパクトで軽量
寸胴タイプ
寸胴タイプのケトルは、お湯を沸かすほかに調理もできちゃうのが特徴。寸胴だから、小型調理器具をスタッキングできる収納性も備えていて、幅広く使えるケトルです。
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POINT.1
多機能に使える
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POINT.2
スタッキングしやすい
縦長タイプ
縦長タイプのケトルは、たくさんお湯を沸かせるのが特徴。おしゃれなケトルといえば、このタイプ。コンパクトさや軽量さは劣りますが、高さがあるので焚き火で沸かしてもハンドルがアツアツになりにくいのもいいところ。
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POINT.1
一度にたくさん沸かせる
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POINT.2
ハンドルが熱くなりにくい
03
ケトルの容量
Capacity
ケトルの容量は「必要量 × 人数」で、まかなえる容量が理想的です。容量が足らず何度も沸かすと、効率が悪く時間のロスに‥。
また、ケトルを満水で沸かすと、沸騰したきに注ぎ口からお湯が噴き出でて大惨事につながるかも‥。ケトルの容量より少ない量で使うことを想定しておくとよいです。
お湯の必要量(1人分)※目安
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コーヒー
200ml
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カップ麺
300mlくらい
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袋麺
450〜500mlくらい
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パスタ
220ml / 100g
04
ケトルの素材
Material
ケトルを選ぶときは、素材もチェック。ステンレスをはじめ、アルミや銅があります。素材によって、耐久性やお手入れのしやすさが変わるので大切な要素なんです。
ステンレス
ステンレスのケトルは、耐久性や錆に強いのが特徴です。お手入れもしやすく、ステンレスならではのクールな光沢もいい‥。使い込むことで、光沢がなくなり変色やキズが付きます。それが味わいあるケトルとなり、長く愛用することができます。
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POINT.1
耐久性や防錆に優れお手入れしやすい
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POINT.2
長く愛用することができる
アルミニウム
アルミニウムのケトルは、軽量で熱伝導率に優れているのが特徴です。アルミは金属疲労をもつ性質があり、耐久性は少し劣りますが、持ち運びや使い勝手がよいで、アウトドア入門にもぴったり。
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POINT.1
軽量で熱伝導率にも優れている
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POINT.2
アウトドア入門にぴったり
銅
銅のケトルは、抜群の熱伝導率を誇り抗菌作用にも優れているのが特徴。銅ならではの色合いや光沢が魅力です。お手入れに手間がかかりますが、使い込むほど、酸化皮膜によって色合いに変化が生じて、なんともいえない深みがでます。
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POINT.1
抜群の熱伝導率を誇る
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POINT.2
銅ならではの色合いや光沢が魅力
05
直火で使うなら‥
Fire

焚き火の火力の範囲は広く、煤はつきもの‥
焚き火に直接置いて直火で使うなら、耐久性の高いステンレスのケトルがおすすめです。アルミは、耐久性が少し劣るのでヘコむことがあります。
ハンドルなどに溶ける要素がないことも大切です。焚き火の火力は、ゴム素材など溶けるものは容赦なくトロトロにします。
そして、煤でがっつり黒くなります。煤はカンタンには落ちないので、ピカピカを維持するならお手入れが面倒になることも。煤は、ほかのアイテムも汚すので専用の収納袋は必須になります。また、舞い上がった灰が注ぎ口から入ったり‥。そんなときは、丸めたアルミホイルを詰めると防ぐことができます。
直火でガシガシ使うなら‥
項目 | 内容 |
---|---|
ケトル | ステンレスで、ゴム素材など溶ける素材がないケトル。 |
煤で黒くなる | 煤を落とす手入れが大変、ほかを汚さないように専用の収納袋も必須になる。 |
灰が入る | 注ぎ口から舞い上がった灰が入るかも‥。 フタが付いてないときは、丸めたアルミホイルを詰めて防ぐ。 |
06
やかんタイプのケトル
Select

煤で黒くなったケトルは、使うほど味わいがでる‥
やかんタイプのケトルで人気なのは、イーグルプロダクツのケトル。デザインもカッコよく、国内外の多くのキャンパーさんに愛用されている逸品です。
やかんのデザインにこだわるなら、GSIのケトルもおすすめ。ステンレスであれば、煤で黒くなったら金だわしでガシガシ洗えちゃう。無骨に使い込むことで、ヴィンテージ感がでて愛着がでます。
銅とステンレスのツートンカラーがカッコイイ!イーグルプロダクツの超人気ケトル!
熱を伝えやすい銅を採用、効率よくお湯を沸かすことができます。
容量 | 0.7L |
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サイズ | 14.5 × 14.5 × 7.4 |
素材 | ステンレス(底部:銅メッキ) |
重さ | 236g |
頑丈でコンパクトなキャンプケトル!シンプルなデザインが抜群にイイ!
シンプルなデザインで頑丈なので、長く愛用することができるケトルになっています。
容量 | 1.0L |
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サイズ | 15 × 15 × 16cm |
素材 | ステンレス |
重さ | 265g |
独特なデザインで、トランギア製のコッヘルなどの調理器具と相性抜群!
無垢のアルミを使ったケトルで、同じトランギア製のコッヘルなどとの相性を考えて作られた独特の形が特徴なケトルです。
容量 | 0.9L |
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サイズ | 15 × 8.5cm |
素材 | アルミニウム |
重さ | 約226g |
表面は耐食性を備えた硬質アルマイトを加工!ツヤ無しダークグレーの色合いが渋い!
フラット型なので収納しやすく、色や質感も魅力的なキャンプテンスタッグのケトルです。
容量 | 1.3L |
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サイズ | 15 × 16.5 × 9.5cm |
素材 | アルミニウム |
重さ | 137g |
キズが付きにくいハードアノダイズド加工!手軽にコーヒータイムを楽しめる!
ケトルを傾けてもフタが外れない設計で、メッシュポーチ付きの今春とケトルです。
容量 | 0.6L |
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サイズ | 15 × 13 × 8cm |
素材 | アルミニウム |
重さ | 240g |
07
寸胴タイプのケトル
Select
寸胴タイプのケトルもスノーピークが人気かも。ステンレスで耐久性が高く、クッカーとしても使えるスグレモノです。寸胴タイプは、スタッキングもできるし、とにかく使い勝手がいいのが魅力。
インスタントの袋麺を入れて、ネギや卵を落として作るラーメンはキャンプの鉄板グルメ。寸胴タイプなら、いろんなキャンプ飯も作ることができちゃいます。
焚火にも対応できる寸胴タイプのケトル!レトルト類の調理にも大活躍!
お湯を沸かすのをはじめ、ラーメンや炊飯などの調理にも幅広く活用できるケトルです。
容量 | 0.9L |
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サイズ | 25.6 × 20 × 3.4cm |
素材 | ステンレス |
重さ | 258g |
1台2役、取っ手の向きを替えてケトルや鍋として活用できる!
衛生的で丈夫なステンレスのケトルです。取っ手を向きを替えれるので収納性にも優れています。
容量 | 0.9L |
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サイズ | 12.5 × 8cm |
素材 | ステンレス |
重さ | 270g |
08
縦長タイプのケトル
Select
縦長タイプのケトルで人気といえば、スノーピークのケトル。デザイン性も高く、使い込むほど焚き火の煤汚れや焼き色が、いい味をだしてくれます。
フタ付きの注ぎ口であれば、焚き火の炭が入りにくいので、あわせてチェックしてみてください。
大容量で高火力にも対応、丈夫なステンレス製のスノーピークのケトル!
焚火や炭火の高熱にも対応するケトルです。取っ手の上部は吊り下げ用のツルも搭載されています。
容量 | 1.8L |
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サイズ | 11.5 × 24.7cm |
素材 | ステンレス |
重さ | 830g |
アウトドアで本格的なコーヒーを楽しめる!注ぎやすさとキャリング性を兼ね備えたケトル!
デザインと使い勝手に優れたスノーピークのケトルです。ケトルの中も手が入るので、使用後はしっかり洗うことができます。
容量 | 1.0L |
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サイズ | 23 × 13 × 19cm (収納:13 × 22 × 182cm) |
素材 | ステンレス |
重さ | 600g |
クラシックなデザインで、注ぎ口にフタが付いてるから焚火の灰が入らない!
注ぎ口にフタが付いて焚火の灰の侵入を防ぐことができます。注ぐ時は水圧でフタが開きます。
容量 | 1.6L |
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サイズ | 13 × 22 × 23cm |
素材 | ステンレス |
重さ | 約570g |
大容量で大人数のキャンプに活躍!丈夫でサビにくい!
キャンプや野外フェスなどで使い勝手がよく、デザインもシンプルでクールなケトルです。
容量 | 1.9L |
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サイズ | 16.5 × 22 × 19cm |
素材 | ステンレス |
重さ | 約580g |
09
ケトルの収納袋
bag
ケトルは、専用の収納袋がついているものもあれば、ないものもあります。
麻袋をあわせて揃えておくと何かと便利です。やかんや寸胴ケトルの収納や持ち運びにぴったり、煤汚れがつくのも防ぐことができます。
選ぶときは、サイズチェックを忘れないように。
大容量で大人数のキャンプに活躍!丈夫でサビにくい!
キャンプや野外フェスなどで使い勝手がよく、デザインもシンプルでクールなケトルです。
容量 | 4L |
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サイズ | 33 × 29.5cm |
10
まとめ
Summary
ケトルはお湯を沸かしたり調理できたりと、キャンプで重宝するアイテムのひとつ。焚き火による直火で使うなら、ステンレスで直火OKか、商品説明やレビューを必ずチェックしておくとよいです。
焚き火で使い込んで、ヴィンテージ感溢れるケトルに仕上げてみるのもいいですね‥。気になるケトルがあれば、ぜひ手にとってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたのケトル選びに少しでもお役に立てたら嬉しいです。それでは。
ティーチャーの用語チェック | |
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