キャンプのテント泊で必需品となる寝袋。寝袋は、おうちや車中泊、防災グッズにも役立つスグレモノ、ひとつ持っておく何かと安心なアイテムです。
ふかふかな寝袋は、寒さからカラダを守ってくれて心地よい寝ごこち‥。ベストな寝袋を選ぶためには、中綿の種類や対応できる温度領域などスペックのチェックは欠かせません。携帯性を重視するなら、収納したときのコンパクトさにもこだわりたい。
寝袋の準備をおろそかにしてしまうと、寒すぎてまず眠れない‥。カラダの体調を崩したり危険になりかねないわけで。
今回は、そんな寝袋の選び方などをご紹介します。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
寝袋の種類は、主にマミー型や封筒型あります。
マミー型は、その名の通り、ミイラが入るようなタイプの寝袋。頭まですっぽり覆うことができて、冷たい外気から守ってくれます。密着性があるので保温性が高く、冬用の寝袋にぴったりなタイプです。慣れないうちは、少し窮屈に感じるかもしれません。
封筒型は、長方形の形をしたタイプの寝袋。寝袋を連結させて2人用にしたり、開くことで掛け布団や敷き布団にも使うことができちゃうのが特徴。布団のように寝れるので、寝心地もばっちり。ファスナーの開閉で温度調整がしやすく、夏用の寝袋に使いやすいタイプです。マミー型に比べて、サイズが大きく重くなる傾向になります。
マミー型
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POINT.1
携帯性を重視したタイプ
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POINT.2
保温ロスが少ない
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POINT.3
密着性が高いので慣れが必要
封筒型
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POINT.1
寝心地を重視したタイプ
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POINT.2
温度調整がしやすい
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POINT.3
重さがありコンパクトさに欠ける
02
寝袋のスペック
Cotton
寝袋を選ぶときは、スペックのチャックは欠かせません。とくに、中綿の種類や使用温度は、使いやすさや暖かさを左右する大切な要素。
まず中綿の種類は、ダウンや化学繊維があります。
中綿の種類
種類 | 特徴 |
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ダウン | ダウンは、軽くて保温性が抜群なのが特徴。さらに、軽量なのでコンパクトに収納しやすく携帯性に優れる。 その反面、高価でお手入れに手間がかかったり、水濡れが苦手。 |
化学繊維 | 化学繊維は、速乾性が高く洗濯しやすいのが特徴。扱いやすいが、 ダウンよりも重くコンパクトさに劣る。 |
つぎは、使用温度をチェック。ほとんどの寝袋には、「快適使用温度」と「限界使用温度」があります。
使用温度の種類
種類 | 特徴 |
---|---|
快適使用温度 | 保温性を保ち快適に眠ることができる温度 |
限界使用温度 | 保温性を保てず寒さを感じる温度 |
03
夏用の寝袋
Summer
撥水加工で水濡れや汚れに強い!2つ揃えれば連結して使うこともできる!
表地と裏地に撥水加工が施され、適度な保温力を備えた寝袋です。入門にもおすすめです。
サイズ | 約185 × 75cm | 収納 | 約38 × 20cm |
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重さ | 約980g | 快適温度 | 15℃~ |
季節 | 春夏 |
引裂き強度が強く、優れた防撥水性、保温性、速乾性!汚れたり、汗をかいたりしても丸洗いOK!
100%綿を採用しているので肌触りのよく通気性がに優れています。内生地に保温性、吸湿性、通気性に優れた素材を採用しています。柔らかいので、レジャークッション代わりや布団としても活用できます。
サイズ | 約210 × 75cm | 収納 | 約35 × 17cm |
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重さ | 1.1kg | 快適温度 | 10℃ 〜 25℃ |
季節 | 春夏秋(アウトドア)、冬(室内) |
超軽量の570g!強力な撥水加工で外部の湿気を遮断し、ダウンが湿らずフワフワな寝心地!
高級羽毛を使用しているので超軽量でコンパクトに収納できます。ファスナーを開くと羽毛布団代わりにもなり、車中泊にもおすすめです。
サイズ | 約190 × 72cm | 収納 | 約12 × 26cm |
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重さ | 570g | 快適温度 | 5℃ ~ 15℃ |
季節 | 春夏秋冬 |
04
冬用の寝袋
Winter
保温性抜群トンネルフードや、すっぽり包み込むショルダーウォーマーで極限の厳寒に!
美しい光沢ナイロンで仕上げています。防水性、通気性に優れ、キャンプなどの寒冷地などに活躍します。ホワイトダックダウンを詰め、軽量でフワフワとした厚みがある寝袋です。
サイズ | 約210 × 80cm | 収納 | 18 × 28 〜 26 × 46(6タイプ) |
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重さ | 1.3kg 〜 4kg(6タイプ) | 快適温度 | -45℃ 〜 15℃(6タイプ) |
季節 | 春夏秋冬 |
抜群の快適性とコストパフォーマンスに優れたモデル!良質の650フィルパワーダウン!
スーパースパイラルストレッチシステムが抜群の伸縮性で快眠をサポートしてくれます。優れた保温性は、国内の標高2000mのほとんどの冬山で幅広く活用することができます。
適応身長 | ~183cmまで | 収納 | 19 × 38cm |
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重さ | 1,236g | 快適温度 | -4℃ |
季節 | 秋冬 |
3シーズンに対応するコンパクトモデル!小さなザックにも邪魔にならないシラフ!
650FPのホワイトダックダウンを使用し、コストパフォーマンスに優れた寝袋です。使い安さ抜群で、ハードに活用したい方にもおすすめです。
適応身長 | ~175cmまで | 収納 | 15 × 25cm |
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重さ | 790g | 快適温度 | 0℃ |
季節 | 春夏秋 |
コンパクトかつ軽量!夏のツーリングや春秋の中級山岳、キャンピングに最適!
ファスナーの使いやすさや体のフィット感、バランスのゆとりが抜群の寝袋です。夏の3000mクラスや春秋の中級山岳に、幅広く活用することができます。
適応身長 | ~172cmまで | 収納 | 14 × 24cm |
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重さ | 520g | 快適温度 | 2℃ |
季節 | 春夏秋 |
05
寒さ対策のアイテム
Cold
ふかふかな寝袋、じつは寝袋ひとつだけでは、心地よく眠ることは難しいんです。
地面が凸凹で固かったり、ちょー寒くなったり‥。暑さや寒さの感覚って人それぞれなわけで‥。
とくに気をつけたいのは寒さ。寒さ対策が尽きると、カラダが低体温になる危険につながります。インナーシュラフやマットなども揃えて、状況に応じて対応できるようにしておくと安心です。
揃えておきたいアイテム
種類 | 特徴 |
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寝袋マット | 寝袋の下に敷くマット。気になる地面の凸凹や固さを解消して、冷気からも守ってくれる。 |
インナーシュラフ | 寝袋のインナーシーツとして使う。肌触りや吸水性に優れ保温性をアップ。寝袋内も汚れにくくなる。 |
湯たんぽ | 寝る前に、湯たんぽを寝袋へ。直火で使えるタイプであれば温めるのもカンタン。 |
寒がりな人が選ぶ温度の目安
天候変化や夜間になると気温が下がります。テントや車内泊では、室内は外気温とほとんど同じになります。寒がりな方は、使用シーンの温度より快適使用温度が-6℃程度の寝袋を選んでおくと安心です。
肌が乾燥しにくく、カラダに優しい暖かさ!伝統ある暖房器具!
内部に支柱がありへこみに強く、スペアパッキンや袋付きの湯たんぽです。
容量 | 2.5L |
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サイズ | 約29.5 × 21.6 × 7.4cm |
材質 | 本体/溶融亜鉛メッキ鋼板、口金/しんちゅう、パッキン/合成ゴム |
重さ | 0.61kg |
1年中どこにいても暖かく!オールシーズン対応のインナーシュラフ!
軽量で耐久性が高くて柔らかなフリース生地を採用しています。オールシーズン対応で幅広く活用できます。
サイズ | 約215 × 80cm |
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収納サイズ | 約19 x 12cm(圧縮後) |
重さ | 約470g |
超快適! 厚さ5cmでさらに快適な寝心地。連結可能なインフレーターマット!
適度な沈み込みで地面に当たることも無く快適にです。エアーマットが苦手な方にもおすすめです。
サイズ | 約63 × 195 × 5cm |
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06
まとめ
Summary
寝袋は、キャンプや車中泊、防災など幅広く活用できるキャンプ道具です。
夏の寝袋なら温度調整しやすい封筒型が使いやすく、車中泊でも寝ごこちを重視できます。冬なら、密着性の高いマミー型で外気をしっかりシャットアウト。湯たんぽや寝袋マットなど、あわせて揃えておくと安心です。
とにかく気をつけたいのは寒さ。冬キャンをするときは、万全な寒さ対策が必要不可欠です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。寝袋選びに少しでもお役に立てたら嬉しいです。それでは。
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