川は源流から渓流、本流へと流域が変化していきます。それぞれの流域では対象魚や生態系が異なり、釣法も様々です。そんな流域の違いを知っておきましょう。
川の最上流を源流と言います。源流の流域でも、林道など道ができると源流とは呼ばなくなります。源流の流域では放流が難しく釣れる魚は天然魚になります。対象魚はイワナになることが多く、大イワナを夢見る釣り人たちが訪れます。本来その場所に住み着いている野生の魚が対象魚となり、そんな魚たちを相手に釣りができるのはとても大きな魅力です。
しかし、源流の流域は原生林や崖が多くなり渓相が険しく危険を伴います。源流釣りの経験者と同行して行くのがよいです。まずは、渓流で十分に経験を積みましょう。
源流
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生態系
天然魚
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対象魚
イワナ、アマゴなど
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釣法
ルアー、フライ、テンカラ、ミャク釣り
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釣り人レベル
★★★★
02
渓流(けいりゅう)
Keiryu
源流から下流へと続く流域を渓流と言います。川底も大きな砂利や岩で構成されています。源流と違い、川と平行して林道が走っていたり集落などの人里の中も流れる川です。渓流釣りの入門として最適な流域です。放流魚を釣るのがメインになりますが天然魚も釣れるので初級〜上級者まで楽しむことができます。
渓流
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生態系
主に放流魚だが天然魚もいる
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対象魚
ヤマメ、イワナ、ニジマス、アマゴ、ウグイなど
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釣法
ルアー、フライ、テンカラ、ミャク釣り、ウキ釣り
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釣り人レベル
★★☆☆
03
本流(ほんりゅう)
Honryu
渓流からさらに下流の領域を本流と言います。本流になると川幅は人が渡れないほど広くなり水深も深くなります。
本流は、放流魚がメインとなります。対象魚は、アユやハヤなどがいます。アユ釣りなど釣り技にこだわる釣り人に人気です。川幅が広いので魚との距離を十分にあけることができ、警戒心を起こすリスクが少なくなります。餌も豊富なのでサツキマスなど遡上系の大型サイズが釣れるのも魅力です。
本流
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生態系
遡上する魚や放流魚
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対象魚
アメマス、サクラマス、アユなど
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釣法
ルアー、フライ、テンカラ、ミャク釣り、アユ友釣り
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釣り人レベル
★★★☆
04
管理釣り場
Kanri tsuriba
管理釣り場は、自然の渓流を利用した釣り堀です。ほとんどが食事からトイレまで施設が整っています。道具や餌も一式レンタルできるので、手軽さも人気です。ニジマス釣りがメインですが、場所によってはヤマメ、イワナ釣りも可能です。釣りをするときは放流してくれます。
管理釣り場
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生態系
放流魚
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対象魚
ヤマメ、イワナ、ニジマス
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釣法
ルアー、フライ、テンカラ、ミャク釣り、ウキ釣り
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釣り人レベル
★☆☆☆
05
まとめ
Summary