渓流釣りでニジマスなどを釣る場合、延べ竿を使う機会は多いかと思います。延べ竿はキズやヒビが入ってしまうとトラブルが起きたり後々破損の原因につながってしまいます。そんな破損つながるやってはダメなことをご紹介します。
01
延べ竿を伸ばす時
Drop down
延べ竿を伸ばすときに、節の接続部分の固定が緩いと「節落ち」を起こします。節落ちは、緩い節がストンと落ちてしまうことをいいます。この衝撃によって、節が破損したり伸ばすことができなくなることがあります。竿の節を伸ばすときは、伸ばしてから再度ひねって伸ばすることで、しっかり固定され節落ちを防止できます。節落ちした場合は仕掛けを一度外し、尻栓を取って節をバラしてから再度繋ぎ直します。
気をつけること
-
CAUTION
節の接続を緩く固定しない
02
延べ竿を仕舞うとき
Setting
延べ竿を仕舞うときも注意が必要です。正しく行わないと力を入れすぎたりして折ってしまったり、節落ちが起きてしまいます。両手で握り込んで行うと力が入り過ぎ、細い節を折ってしまったり破損の原因になるのでやめましょう。竿を仕舞う時は、竿元から仕舞っていきます。人差し指と親指を使って節をひねりながら緩めていきます。
気をつけること
-
POINT.1
伸ばすときは、穂先から
-
POINT.2
仕舞うときは、竿元から
-
POINT.3
両手で握り込んで扱わない
03
竿を立てかけるとき
Stand
竿を立てかけると、思わぬ風に煽られ転倒してしまう場合があります。その衝撃で、竿にキズやヒビが入り破損の原因になるので気をつけましょう。草木に立てかけると、枝に糸がからまりトラブルの原因になりやすいです。しっかり固定して立てかけられるように場所を確認してから立てかけます。仕掛収納を使うと、仕掛けを竿に固定できるのでとても便利です。
気をつけること
-
POINT.1
竿の転倒や、仕掛けの枝掛かり
-
POINT.2
仕掛収納を使う
ワンタッチで簡単装着!移動中の仕掛けトラブルが激減!
ライン、仕掛け、竿を傷つけないソフトな素材を採用した仕掛け巻きで便利に使えます。
品番 | No.81279 |
---|
納竿のときに仕掛けをすっきり収納!仕掛けを使い倒したい時に便利!
巻き終わりの糸を挟む部分が多くあるので、巻きはじめを気にせずスムーズに収納作業を行うことができます。
サイズ | 186 × 103 × 34mm |
---|
04
地面に竿を置くとき
Put
竿を地に置くと砂利などの汚れが付着してキズの原因になります。地面と同化しやすいので、竿を踏まれてしまうリスクもあります。一時的に置く場合は、水際に川と並行にして延べ竿を置くようにします。人が歩く導線に延べ竿を置かないようにしましょう。
気をつけること
-
POINT.1
竿を踏まれないようにする
-
POINT.2
砂利などの付着によるキズ
05
根掛かりしたとき
Pull
根掛かりした場合に延べ竿を強くあおると、竿が折れてしまう可能性があります。そんなときは、軽くあおって様子をみて上流側に移動して外せないか試してみましょう。あおりすぎると魚にも警戒されるので、どうしても外せない場合は、仕掛けの糸を切りましょう。
気をつけること
-
POINT
強いあおりによる破損
06
雨で固着したとき
Dirt
雨で延べ竿が濡れると、固着しやすくなります。固着すると、節の接続部分が固まってしまい仕舞うのが困難になります。このとき力を入れすぎて緩めようとすると、節を折ってしまいやすいので、ゆっくりと力を加えることが大切です。別のやり方として、延べ竿を地面に垂直に立てて、コンコンと軽く叩いて衝撃与える方法もあります。力加減に十分に注意を払いましょう。
気をつけること
-
POINT
力の入れ過ぎによる破損
07
砂利などのの汚れ
Fall down
汚れが付いたまま延べ竿を仕舞うと、節の重なり部分に砂利などが入り込んでしまいます。節の伸縮時に、入り込んだ砂利がキズや固着の原因になるので気をつけましょう。仕舞うときは、柔らかい布で拭き汚れを落としてから仕舞います。激しく汚れた場合は、川の水に浸けて汚れを落としてから、しっかり拭き取りましょう。
気をつけること
-
POINT
節の重なり部分に、砂利が入らないようにする
08
まとめ
Summary
延べ竿は、扱い方に気をつけないと、思わぬキズや破損を起こしてしまいます。愛用の延べ竿を長く使うためにも、ぜひポイントを抑えておきましょう。
ティーチャーの用語チェック | |
---|---|
節落ち | 固定した節が緩く、落ちてしまう |