釣り道具のお手入れしていますか?釣行後は、ロッドやリールのお手入れやメンテナンスをすることで道具が長持ちします。次回の釣行時にもトラブルや破損のリスクを防ぎ快適に使えます。今回は、初心者向けのロッドやリールのメンテナンス方法をご紹介します!※メンテナンスは、全て自己責任でお願いします。
01
ロッドのメンテナンスをしないと
Rod
ロッドは、ブランクとガイドの汚れを掃除します。使い終わったら、柔らかい布で汚れをしっかり拭き取ります。砂利など硬い汚れが付着した状態で拭くと、塗装面がキズつくので、必ず先に水で汚れ流しましょう。水や汚れをそのままにしておくと、錆や劣化のリスクが高くなります。自分のお気に入りのロッド、長く愛用するためにメンテナンスを、しっかり行なってあげましょう。
こんなことに
-
POINT.1
金属部分が錆びやすくなる
-
POINT.2
塗装面の劣化や塗装の色素変色
-
POINT.3
固着やヒビ割れの原因につながる
02
ブランク
Blank
ロッドのブランクは、水やぬるま湯で汚れを落とします。落としたら柔らかい布でしっかりと水分を拭きとって、日陰で干しましょう。洗うときは、ブランク内に水が入らないように注意します。ブランク内に水が入ってしまったときは、床に柔らかい布を敷いて、ブランクを縦にしてコンコン軽く叩いて水を抜くとよいです。洗浄後は、コーティング剤やワックスを使うと、ロッドを汚れから保護したり、固着などを予防することができるので、気になる方はチェックしてみましょう!
水やぬるま湯で汚れを落とす
-
POINT
ブランク内に水が入らないようにする
03
ガイド
Guide
ロッドのガイドは、海水の塩分、水の汚れやラインの色落ち汚れが付着しやすい箇所です。水かぬるま湯で、歯ブラシを使って丁寧に汚れを落とします。洗うときは、ブランク内に水が入らないようにしましょう。また、高温の湯をかけるのは厳禁!汚れが落ちやすそうですけど、ガイドとブランクを接続しているエポキシを傷めてしまう恐れがあります。汚れを落としたら、柔らかい布でしっかりと水分を拭き取りましょう。水分を残してしまうと、錆の原因につながることがあります。
水かぬるま湯で、歯ブラシを使って落とす
-
POINT.1
ブランク内に水が入らないようにする
-
POINT.2
高温の湯は、エポキシを痛めるので厳禁
-
POINT.3
洗浄後は、柔らかい布で水分を拭き取る
04
グリップ
Guide
ロッドのグリップは、常に手で握っているので汚れやすい部分です。素材にコルクやEVAが使われているロッドは、一般的に、下記の方法で汚れを落とすことができます。
EVA素材
EVA素材は、軽量で劣化しにくくクッション性に優れた素材です。使い続けていると、手で握る圧力や摩擦で表面にテカリがでてきます。紙ヤスリで削ることでテカリを取ることができます。最終行程の火で炙るときは、サッと撫でる感じで溶かさないように注意しなくてはいけません。失敗のリスクが気になる方は、釣具店でメンテナンスをお願いしてみましょう。
-
STEP.1
グリップ以外をマスキングする
-
STEP.2
#200くらいの紙ヤスリで、均一に削る
-
STEP.3
#320くらいの紙ヤスリで、整える
-
STEP.4
削りカスを落とし、火で炙る
コルク素材
コルク素材は、天然素材で水を吸収しにくく速乾性に優れています。使い続けると、くすんできます。お手入れは、カンタン!メラニンスポンジで擦るだけで、落とすこことができます。汚れを落としたら、しっかりと乾燥させましょう。
-
STEP.1
メラニンスポンジを水で濡らす
-
STEP.2
スポンジで、コルクを軽く擦る
-
STEP.3
汚れが落ちたら、しっかり乾かす
05
リールのメンテナンスをしないと
Reel
スピニングリールは、釣行後に必ずお手入れをしてあげましょう。とくに、海釣りで海水に濡れた状態にしたまま放置してしまうと、海水の塩が結晶化して「塩噛み」を起こしてしまいます。リールを巻くときにガリガリと音が鳴ったり、巻けなくなることも‥。錆の原因にもなってしまいます。
こんなことに
-
POINT.1
塩噛みを起こして、音鳴りがする
-
POINT.2
錆びる
-
POINT.3
長く使い続けることができない
06
スピニングリール
Reel
必ず水洗いをして海水を洗い流して保管します。淡水では水洗いは必要ないため、ウェットティッシュなどで拭いておくと安心です。細かい隙間の汚れは、歯ブラシや綿棒を使うと落としやすいです。
釣行後、海水は必ず洗い流す
海釣りをしたら、必ず海水を洗い流しましょう。シャワーで洗い流すとよいです。ここで注意したいのが水の侵入。ドラグは必ず締めておきましょう。そして、水で洗うこと。温度を上げてお湯にすると、リールに塗ってあるオイルなどが流れてしまいます。洗浄後は、よく乾かしてドラグを緩めて保管します。緩めておくことで、ドラグ内部のパーツの変形を予防します。
-
STEP.1
リールのドラグを締める
-
STEP.2
水洗いをする
-
STEP.3
タオルでよく拭いて乾かす
07
おすすめ
Select
ロッドの継ぎ目の緩みやガタ、固着などを予防するリップ式天然ワックス!
程良い粘度でロッドの継ぎ目の隙間を埋めてくれ、すっぽ抜けや固着を防いでくれます。
サイズ | 5g |
---|
ルアーロッドなど種類を問わず扱えるフェルールワックス!
ロッド継ぎ目の密着度を上げ、擦り減りや固着を激減させることができます。
上位モデルにも使われているメンテナンスに欠かせない「純正」のオイルとグリスのセット!
極細ノズルのため、分解する・しない場合のそれぞれに対応することができます。お手入れをすることで快適な巻き心地が続きます。
容量 | オイル60ml / グリス60ml |
---|
注油箇所が一目でわかる「メンテナンスブック」付きで、隅々までお手入れできる!
極細ノズルとメンテナンスブック付きで使いやすいセットになっています。上位モデルにも使われている純正オイルとグリスです。
容量 | オイル / グリス各100ml |
---|
08
まとめ
Summary
ロッドやリールのメンテナンスは、長く愛用するために必要な作業です。汚れを落として、パフォーマンスが最大限に発揮できる状態にしておきましょう。とくに、海水は要注意です。初心者の方で、メンテナンスが不安な方は、釣具店で相談してみましょう!
BASS RIGHT RIG