ルアーのロッドを購入するときにスペックの確認はとても重要です。ロッドの特性が自分のスタイルに適しているのか判断できるようにしましょう。
01
フィート(全長)
Length
ルアーロッドの全長は、主にフィート(ft)で表記されます。フィート表記されている場合、1フィート=30cm(30.48cm)で計算します。小数点はインチ(in)で、1インチ=2.5cm(2.54cm)で計算します。5.6ftは、5フィート6インチなので、およそ165cmです。
1フィート(ft)
-
cm
およそ30cm(30.48cm)
1インチ(in)
-
cm
およそ2.5cm(2.54cm)
モデルの型番に表記されていることが多く、50であれば5フィート、56であれば5.6フィートを意味しています。
56UL
-
LENGTH
5.6フィート(およそ165cm)
02
ルアー重量(g)
Lure
ルアーロッドには、そのロッドに適したルアー重量が設定されています。重さは範囲で表記されます。5-20gと表記されていれば、5gから20gのルアーが適した重さとなります。また、oz(オンス)で表記されていることもあります。その場合は、1オンス=およそ28gで計算します。3/4ozであれば、およそ21gになります。
1オンス(oz)
-
g
およそ28g
範囲から外れて重いルアーを扱うと、破損の原因やパフォーマンスを発揮できないので気をつけましょう。自分が扱うルアーの重さにあったロッドが確認します。
5 – 20g であれば
-
RANGE
ルアー重量が5g 〜 20gが適正
3/16 – 3/4oz であれば
-
RANGE
ルアー重量が5g 〜 21gが適正
換算表
1/96oz | 0.3g | 1oz | 28g |
---|---|---|---|
1/64oz | 0.45g | 1.5oz | 42.5g |
1/32oz | 0.9g | 2oz | 57g |
1/16oz | 1.8g | 2.5oz | 70g |
1/13oz | 2.2g | 3oz | 85g |
1/8oz | 3.5g | 3.5oz | 100g |
1/4oz | 7g | 4oz | 113g |
1/2oz | 14g | 5oz | 142g |
03
適合ライン
Line
適合ラインは、そのロッドに適したラインの太さ(強度)のことをいいます。太さは範囲で表記されます。主にナイロンとPEの2種類で表記されます。ナイロンで5-10と表記される場合は、5lbから10lbが適した太さになります。PEで0.8-2.0と表記される場合は、0.8号から2.0号が適した太さになります。
ナイロン
-
POINT
lbで表記される
PE
-
POINT
号で表記される
適正範囲より細いとラインブレイクが起きやすく、太くなるとラインより先にロッドが折れやすくなります。
5 – 10(lb) であれば
-
RANGE
ナイロンラインの太さが5lbから10lbが適正
0.8 – 2.0(号) であれば
-
RANGE
PEラインの太さが0.8号から2.0号が適正
04
テーパー(調子)
Action
ロッドのテーパーは、ロッドに力が掛かった時に、どこで曲がるかを表しています。ロッドの操作性を左右する重要な要素になります。ブランク全体を10としたときの「グリップ側:先端側」で曲がる位置を表記しています。エキストラファーストやスローなどと表記されます。
エキストラファースト
-
位置
8:2
-
曲がり
かなり先端側で曲がる
ファースト
-
位置
7:3
-
曲がり
先端側で曲がる
レギュラー
-
位置
6:4
-
曲がり
基本となる曲がり
スロー
-
位置
5:5
-
曲がり
竿の中心側で曲がる
先端側で曲がりやすいと、わずかな動きを感じやすく繊細な反応をすることができるのでロッドアクションを付けやすいです。ロッドの中心側で曲がりやすいと、ロッドアクションは苦手ですが小さいアタリをティップで弾いてしまうことを防ぎ、フッキング率が高くなります。また、ロッド全体で力の負荷を受けれるので、魚に引き負けない強さを発揮します。
先端よりの曲がり
-
POINT
ロッドアクションしやすい
中心よりの曲がり
-
POINT
フッキングが掛かりやすく大物に対応できる
ロッドの先端で曲がるものを「先調子(さきちょうし)」といい、竿の中心で曲がるものを「胴調子(どうちょうし)」ともいいます。
05
ロッドの硬さ
Hardness
ロッドの硬さは、アルファベットで表記されていることが多いです。ヘビーになるほど硬くなっていきます。メーカーやロッドのグレードによって同じ表記でも硬さが異なります。この硬さは、ロッドのパワーに置き換えられます。
ウルトラライト
-
SIGN
UL
-
LURE
ワーム等の軽量リグ
ライト
-
SIGN
L
-
LURE
ワームの軽量リグや軽量ミノーなど
ミディアムライト
-
SIGN
ML
-
LURE
ワームの軽量リグや小型ルアーなど
ミディアム
-
SIGN
M
-
LURE
ワームリグやハードルアーなど
ミディアムヘビー
-
SIGN
MH
-
LURE
スピナーベイトや大型ルアーなど
ヘビー
-
SIGN
H
-
LURE
ビックベイトなど
エクストラヘビー
-
SIGN
EH
-
LURE
超大型ルアーなど
ライトになるにつれてパワーがなくなりますが、繊細な釣りができるのでスレたフィールドで活躍します。ヘビーになるほど、重いルアーや大型魚に耐えられ、ヘビーカバーを狙うこともできます。ヘビーになるほど、重量が重くなり竿径が大きくなるので、長時間の釣りでは手に負担が大きくかかります。
ライト
-
POINT
繊細な釣りができる
ミディアム
-
POINT
ライトとヘビーの中間で万能に扱いやすい
ヘビー
-
POINT
ヘビーカバーや大物に対応できる
06
リールタイプ
Real
ロッドの装着リールが、「スピニングリール」か「ベイトリール」かを表します。リールシートにトリガーが付いているとベイト用ですが、トリガーがないモデルもあるので間違えないようにしましょう。必ず適正リールを装着するようにします。
スピニングリールモデル
-
POINT.1
ガイドが下向きになっている
-
POINT.2
リールシートにトリガーがない
ベイトリール用モデル
-
POINT.1
ガイドが上向きになっている
-
POINT.2
リールシートにトリガーがある
07
継ぎの種類
Joint
1本で完結している1ピースロッド以外は、複数のブランクを接続しなくてはいけません。この接続には、大きく分けて2つあります。
テレスコピック(振り出し)
テレスコピックは、シュルシュルと伸ばしシュルシュルと縮めて最短の長さに納められるので機動性にとても優れています。その反面、構造上の理由で強度は強くありません。
マルチピース
マルチピースは、強度が強いですがテレスコピックよりも収納はかさばります。1ピースの場合、1本で完結しているので感度と耐久性が抜群ですが、携帯性や収納性が落ちます。
08
ルアーロッドを探してみよう
Search
ルアーロッドは、ブラックバス、シーバス、トラウトなど対象魚に特化したモデルがさまざまあります。ぜひ、自分のスタイルにあったルアーロッドを探してみましょう。
ルアーフィッシングをより簡単に楽しめる!最初の1本にもおすすめ!
バス釣りをはじめ、渓流釣りや海釣りなど小型魚をターゲットとした釣りにも幅広く活用できます。
全長 | 1.78m (仕舞:44cm) |
継数 | 5本 |
---|---|---|---|
ルアー | 0.8 – 10g | ライン | 3 – 8lb |
2ピースロッドと遜色ない美しいカーブを実現!旅先でのちょい釣りに!
電車・バイク・自転車などでの釣行にも便利です。2ピースロッドと遜色ない美しいカーブを実現され、パワーを十分に発揮してくれます。
全長 | 1.82m (仕舞:71.9cm) |
継数 | 3本 |
---|---|---|---|
ルアー | 2 – 12g | ライン | 3 – 6lb |
09
まとめ
Summary
ルアーロッドの表記の見方がわかることで、釣行スタイルや扱いたいルアーにあっている適切に判断することができます。また、複数のメーカーとの比較も理解できるので選ぶ楽しさも倍増します。ぜひ、お気に入りのロッドを探してみましょう。
ティーチャーの用語チェック | |
---|---|
リールシート | リール装着部分 |
テーパー | ロッドの曲がり具合 |
ティップ | ロッドの先端部分 |
BASS RIGHT RIG