ベイトロッドは、ヘビカバーを狙いモンスター級のバスに対抗できるロッドです。スピニングロッドでは対応が難しいパワーゲームを得意とします。そんなバス釣りのベイトロッドの選び方をご紹介します。
目次
01
ベイトロッドとは
Bait Rod
バス釣りのルアーロッドは、スピニングロッドとベイトロッドがあります。ベイトロッドは、ベイトリール専用の釣り竿になります。重いルアーでモンスタークラスを狙うバス釣りに適しています。スピニングロッドよりも扱いが難しいですが、スピニングロッドでは狙えないヘビーカバーなどを狙うことができ、大型バスにも対処できます。リールシートやガイドが上向きになっていて、リールシートの下部にはトリガーが付いています。ガイドは小さく短い間隔で多く付いています。
ベイトロッド
-
SPEC
重いルアーの扱いやカバーゲームに最適
-
PONIT
ガイドが小さく上向きで、トリガーが付いている
スピニングロッドかベイトロッドかを判断するときは、このようなポイントを確認して選びましょう。
MEMO
ベイトロッドにスピニングリールって?
ベイトロッドにスピニングリールは、モデルによっては装着できることがあります。しかし、トリガーが手にあたり使いづらくなります。ガイドも小さく螺旋状に放出されるスピニングリールと噛み合わないためライントラブルも起きやすくなります。パフォーマンスを発揮するためにもベイトリールを装着しましょう。
02
ベイトフィネス
Bait Finesse
ベイトタックルは、そのパワーで重いルアーを扱うことができ、カバーなど強い抵抗が発生する釣りを得意とします。そのため軽量ルアーは苦手な傾向にあります。しかし、ベイトリールの進化によって、ベイトタックルでも軽量ルアーが扱えるようになっています。このようなベイトタックルで軽量ルアーやライトリグを扱う釣りを「ベイトフィネス」と呼びます。
ベイトフィネスのタックル
ベイトフィネスは、軽量ルアーやライトリグを太いラインで扱うことができます。思わぬ大物がヒットしても対処できるメリットがあります。
-
LURE
軽量ルアーやライトリグ
-
ROD
L、ML
-
LINE
ナイロン、フロロ、PE
ベイトフィネス用リールは、一般的なベイトリールと扱い方に若干の違いがあるので慣れが必要です。ベイトロッドを選ぶときは、このようなベイトフィネスも視野に入れてみるとよいです。
03
ロッドのテーパー
Taper
ロッドのテーパーは竿の曲がり方をいいます。ロッドの先端で曲がりきつくなるのはファーストテーパー、ロッドの胴で大きく曲がるのがスローテーパー、その中間をレギュラーテーパーといいます。この曲がり方は、ルアーアクションに影響します。
ファースト
-
ACTION
繊細なアクションができる
-
LURE
軽量のルアーやワームなどが扱いやすい
レギュラー
-
ACTION
ファーストとスローの中間
-
LURE
幅広いルアーやワームを扱える
スロー
-
ACTION
激しいアクションを多用できる
-
LURE
重いルアーや巻物系が扱いやすい
ファーストは、シェイクなど繊細にアクションさせる「縦の釣り」が得意なので、ワームなどを使用したライトリグに最適です。スローは、激しいアクションをルアーに多用したり「横の釣り」が得意なので、巻物系に最適です。レギュラーは、ファーストとスローの中間なので、汎用性が高く万能に扱うことができます。そのため特長に欠けてしまいます。自分のバス釣りのスタイルにあうテーパーを選びましょう。
04
ロッドの硬さ
Hardness
ベイトロッドの硬さは、ロッドのパワーになります。パワーによって取り付けるルアー重量の範囲や適合ラインが変わってくるので、確認しましょう。自分が扱いたいルアーやカバーに適した硬さを選ぶことで、1級ポイントを攻めることができモンスタークラスのバスを狙えます。ベイトロッドは、重めのルアーや太い糸によるパワーゲームを得意とするので、主にミディアムからヘビーの硬さが主力となります。
ベイトロッド
-
ROD
ML、M、MH、H、EH
-
LINE
およそ 8lb 〜 25lb
-
LURE
およそ 5g 〜 35g
スピニングロッド
-
ROD
UL、L、ML、M
-
LINE
およそ 4lb 〜 12lb
-
LURE
およそ 1.8g 〜 14g
パワーがあるほど、ハスや藻などがひしめいているヘビーカバーを狙うことができます。このようなポイントは、スピニングロッドではパワー不足で攻めることができません。ヘビカバーはモンスタークラスが潜んでいる可能性が高く、ベイトロッドならではの醍醐味を味わうことができます。
05
初心者におすすめのロッド
Beginner
初心者の方は、どんなスタイルでバス釣りをするか整理するとよいです。どんなフィールドで、どんなルアーを使用したいのかを考えてみましょう。それらが決まると最適なベイトロッドが選びやすくなります。
ロッドの長さは、フィールドに影響
-
POINT
オカッパリやボートでの扱いやすさ
ロッドの長さは、フィールドに影響
-
POINT
扱いたいルアーの重さやラインの太さ
ロッドのテーパーは、ロッドアクションに影響
-
POINT
ワームやルアーの扱いやすさ
ベイトロッドは、6 〜 7フィートが主力になります。持ち運びやすい2ピースロッドがおすすめです。ロクテンミディアムが最初の1本としておすすめです。
扱いやすさ重視のロッド
-
長さ
6.1フィート
-
硬さ
M
-
テーパー
レギュラー
6.1フィートは、オカッパリをベースにボート釣りでも扱いやすい長さです。Mの硬さであれば、ほどよい柔らかさで粘りがあり、巻物から打ちものまで使うことができます。レギュラーのテーパーは、ファーストとスローの中間なので、扱いづらさがなく汎用性が高くなります。
06
ミディアム(ML、M、MH)の特徴
Medium Rod
Mのロッドは、中間的な柔らかさなので小型ルアーから中型ルアーまで幅広く扱うことができます。バス釣り初心者の方など釣りに慣れていない方は、万能型のミディアムがおすすめです。多くのルアーを扱えるでコストパにも優れます。ミディアムを基準に、よりライトリグを扱うならML、重めのルアーでパワーを求めるのならMHを検討するとよいです。
-
FIELD
オープンウォーター、カバーエリアなど
-
BASS
小型〜大型
オープンウォーターからカバーエリアまで狙うことができます。バーサタイルのロッドとしても最適で、1本でランガンする釣行にも活躍します。
07
ヘビー(H、EH)の特徴
Heavy Rod
H、EHのロッドは、ビッグベイトで大型のルアーを扱ったり、ヘビカバーを狙うのに特化しています。よりモンスター級のバスを狙いたい方におすすめです。ロッドの自重が重くなるので、長時間での釣行では疲労も大きくなることを覚えておきましょう。
-
FIELD
オープンウォーター、ヘビーカバーがあるエリア
-
BASS
中型 〜 大型
オープンウォーターからカバーがあるエリアまで1本でこなせるので、バーサタイルロッドとして人気があります。
08
おすすめミディアムロッド
Medium Rod List
高級感と高品質感あるデザイン!幅広いルアーゲームに対応できる!
ブラックバスをはじめ、さまざまな対象魚に対応できます。エントリーモデルとして初心者の方におすすめのロッドです。
全長 | 6.6ft | 継数 | 3本 |
---|---|---|---|
ルアー | 8 – 12g | ライン | 10 – 12lb |
硬さ | ミディアムライト | テーパー | レギュラー |
世界が認めたバーサタイルロッド、多彩なルアーに対応する「ゾディアス」!
バスフィッシングの本場アメリカと日本でテストを繰り返して完成されたロッドです。優れた性能に加え、軽量なので長時間釣行にも活躍します。コスパが高いロッドとして有名です。
全長 | 6.6ft | 継数 | 2本 |
---|---|---|---|
ルアー | 7 – 12g | ライン | 10 – 12lb |
硬さ | ミディアム | テーパー | ファースト |
カバー撃ちに必要な要素を高次元で融合させたロッド!掛けたバスを確実に取り込む!
キャストや操作、フッキングなどバス釣りのあらゆる動きをダイナミックにこなしてくれるロッドです。ヘビーウェイトなルアーを使用したカバー撃ちにおすすめです。
全長 | 2m | 継数 | 2本 |
---|---|---|---|
ルアー | 7 – 12g | ライン | 8 – 20lb |
テーパー | ファースト | – | – |
09
おすすめヘビーロッド
Heavy Rod List
1つのタックルでさまざまなゲームが楽しめる!オールラウンドなロッド!
ブラックバスをはじめ、ライギョやナマズなども狙うことができます。モンスター戦を楽しみたい中級者〜向けロッドです。
全長 | 7.3ft | 継数 | 2本 |
---|---|---|---|
ルアー | 10 – 60g | ライン PE | 〜 10号 |
硬さ | ハード | – |
ビッグベイト&スイムベイトに対応するパワフルモデル!
ルアー重量が3ozまで対応しているので投げやすくビッグベイトをしっかり飛ばしてくれます。軽量化されたロッドで、手元の感度を繊細に感じとれる設計になっています。
全長 | 7.3ft | 継数 | 2本 |
---|---|---|---|
ルアー | 3/8 ~ 3oz | ライン | 14 〜 30lb |
テーパー | レギュラーファースト | – |
10
まとめ
Summary
ベイトロッドはスピニングロッドでは狙いにくいヘビーカバーやモンスター級のバス狙いにおすすめです。繊細なリグを活用できるスピニングロッドとあわせて用意することで、バス釣りの幅が広がります。ぜひ、手にしてみましょう。
ティーチャーの用語チェック | |
---|---|
リールシート | リールの装着部分 |
BASS RIGHT RIG